行動支援の場とは、行動に関する困りごとをサポートする集まりです。 応用行動分析学(Applied Behavior Analysis)という行動科学に基づき、児童の行動支援や組織マネジメントを実践する場です。 様々な人の行動をサポートするために、専門家による研修、誰でも使用できる無料の支援ツール開発などを行っています。
本人の意思に頼らず行動を改善する
上手く行動出来ないとき、周囲の人はどうしても、本人の「やる気」「意思」といった個人の内面へ原因を求めがちです。
しかし、意思などに原因を求めてしまうと、「上手く出来ないのは本人の意思の問題だ」と、心も体も追い詰められてしまいます。
そこで、応用行動分析学では、行動出来ない原因を個人の内面に求めず、周囲の関わり方や状況などに求めます。
行動を取り巻く環境を工夫することで無理なく行動を改善していきます。
敢えて周囲の人や環境のせいにすることで改善される
こう聞くと、「他人のせいにする」と思われがちですが、そうではありません。
本人の内面をどうにかしようとするのではなく、
・今どのような環境で行動しているのか
・どういうときに行動しやすい/しにくいのか
・行動したとき周囲はどう関わっているか
といった側面に着目してみようということです。
本人の意思を原因とするより、周囲の人や環境はどうなっているのかに目を向け、「どのように改善するのか」という建設的な支援に繋がります。
運営メンバー
他のメンバーの紹介加えるのと、体裁整える
★統括スーパーバイザー:竹内康二
明星大学心理学部教授 博士(心身障害学)、臨床心理士、公認心理師
応用行動分析学を専門に、障害児者とその家族が抱える問題解決を支援し、多様性を認める社会のあり方を研究している。「焦点は行動と環境の相互作用であり、障害そのものではない」をテーマに、行動上の問題を分析し、具体的な支援方法を開発している。
著書
音楽療法士のためのABA入門―発達障害児への応用行動分析学的アプローチ
●代表メンバー
一般社団法人日本ABAマネジメント協会 研究員
応用行動分析学を活用した組織改善を目的に、人材育成やパフォーマンス改善などを行っている。行動データに基づく問題解決を専門に、企業へコンサルティングを行いながら、学会発表なども行っている。ビジネス現場と学術世界の両方で活動している。 「個人差を大切にしつつ、科学的根拠に基づいたマネジメントをサポートする。」